ダイエットとして。ウォーキング1日の歩行が8kmとして、朝夕2回に分け4m4kmずつ歩くのか、
一度に8km歩くのか、どちらが効果ありますか?
理想を言えば、有酸素運動は10~20分ぐらいずつこまめに分けて、買い物や通勤や家事で、1日合計1時間ぐらい設けるのがベターです。
脂肪は安静にしている間も、ずっと燃えています。ただしリラックスした状態が続くと、副交感神経が優位になって代謝が下がってしまいます。
だから、ずっと座ったままの生活をしないように、1日の中で時々活発に身体を動かして、交感神経が優位になるようにするのがベター。まとめて運動しても、それ以外の23時間ずっと座ってばかりだとよくありません。
逆に、まとめて長時間運動しすぎても代謝が下がります。
運動時間が長くなるほど、脂肪を無駄遣いしないように体が省エネになって、脂肪が燃えにくくなっていきます。だから、長い時間ダラダラ続けるのは効果的ではありません。
運動時間や運動頻度が多くなるほど、運動してもカロリーを無駄遣いしない、痩せにくいリバウンドしやすいように体質が変わっていきます。太りやすくあるだけでなく、あまりにも長い間習慣にしていると筋肉量も落ちたり、骨密度が低下する場合もあります。
さらに、短時間の運動は食欲を抑制して間食を減らす効果があるのですが、1時間とか長い運動は逆に食欲を増進させるホルモンの分泌を促すため、むしろダイエット自体が困難になることもあります。
昔は毎日1時間とかウォーキングやジョギングや水泳したりなど、軽い長時間の運動が脂肪燃焼に良いと思われていましたが、長期的にみると逆効果です。運動量を増やしてもそれ以上痩せることはありません。
●残念ですが…運動ではやせません ダイエットには非効率
https://www.asahi.com/articles/ASP634FXBP5NULBJ0 …
●有酸素運動で減量した人が“リバウンドしやすい”のは科学的な理由があった!
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/04020 …
何キロか体重を落としたい場合は、食事制限が必須です。食事のカロリーを運動で帳消しにすることはできないので注意してください。スポーツ選手でもデブはたくさんいます。体は運動のカロリー消費では痩せないように出来ています。
しいて言えば、脂肪を落とすのに効果的なのは、30秒とか1分で息が苦しくてバテるような激しい運動や、全力で強い力を出す筋トレです。激しい運動は、運動後の脂肪の代謝を上げます。たとえ運動時間が短くても、激しければ座り込んでゼエゼエ言ってる間に脂肪が燃えます。心拍数の上がらない軽い運動では、代謝が上がらないし、長くやってもほとんど脂肪は燃えません。
有酸素運動は家事や通勤・通学・買い物・家事として組み入れるのがベター。それ以上は食事制限が必須です。さらに運動を加える場合は、筋トレや、階段ダッシュ10本などの息が苦しくなる激しい運動をするのが、脂肪を落としてスッキリ痩せるのに最も理想的な方法です。
あるいはせめて、5分ぐらい軽く走るほうがマシです。
苦しい運動は短時間でも心肺機能も強化されていくので、日常生活で走ったり歩いたりするのラクになり、活動的になるという恩恵も得られます。
一説によると、1週間に1回、たった6秒の運動でも、全力で動く激しい運動は健康にプラスの効果があるそうです。
中身より運動時間が長いほうが良いと考えて、軽い運動をしようとする人が多いですが、単に時間の負担が大きくなるだけで、いつまでも痩せないです。運動は質が重要。短い時間で疲れるように心がけると、遠回りせずに済むと思います。
痩せたいなら食事制限もしっかり行うのが大前提ですが、脂肪燃焼に効果的な有酸素運動をひとつ紹介しておきます。
バーピー
6km/h~10km/h(10km/hだとジョギングレベルですが)程度が
ダイエットには効果的です。
私的には、6km/hはきついとは思いませんが、
慣れるまでは、朝夕の4+4kmの2回が良いでしょうね。
2+2kmの2回でも良いです。
可能なら、食後1時間のタイミングで行うのが良いです。
距離も大切ですが、速さの方がもっと大切です。
成人の歩行スピードは4Km/hと言われています。
これを6km/h(100m/分)にアップすることが大切なのです。
だらだら歩いてもくたびれるだけで、ダイエットには効果が少ないです。
朝夕に4kmづつ歩くのが良いと思います。
ちなみ、相当キツいですよ、100/mのスピードは。